その他2019/12/11

軽貨物運送業の保険


お仕事で車両を所持するとき。

ほとんどの人がまず頭を悩ませるのが『保険』ではないでしょうか。



どれだけ気を付けて運転していても、事故にあう可能性はゼロではありません。

駐車場や車両の管理を徹底していても、盗難や車上荒らしの被害にあってしまう場合もあります。

万が一の事件・事故による大きな損害に備えて、ドライバー業を始めるのに保険への加入は必須事項となります。

 

しかし『保険』は、よく分からないと後回しにしがちのものでもあります。
こちらで簡単に説明しますので、どうぞ参考にしてみてくださいね。

 

 

車両に関する保険は、大きく分けて3つあります。

①自賠責保険

 

必要最低限の保険です。

車をもつ場合は必ず加入することが義務となります。

加害者に対する保証は一切ありません。

 

 

②任意保険

 

①の自賠責保険は被害者に対する本当に必要最低限の保険内容のみです。

もしもの場合に賄えない可能性が高いでしょう。

この任意保険には、数えきれないほど様々な種類があります。

金額・補償内容などをよく確認して、自分で選び、組み合わせて加入しましょう。

 

任意保険のなかで代表的なものは以下のようなものがあります。

 

・対人賠償保険

事故により他人を死傷させてしまった場合の補償。

自賠責保険の補償額では賄えないとき、保険金が支払われます。

 

・対物賠償保険

他人の車・家屋・物などを損傷してしまった場合の補償。

他にも信号や標識・ガードレール、店舗などへの破損も保険対象となります。

 

・車両保険

契約中の車に損害が生じた場合の補償。

 

仕事で使用する車両に任意保険を掛ける場合、自家用車と比べると支払う金額は高めになるでしょう。

業務用車両は自家用車よりも格段に走行距離が長く、使用頻度も高いからです。

そのぶん事故にあうリスクが高くなり、比例して保険料がどうしても上がってしまいます。

 

しかし業務用車両の保険料は、保険を使うことがないまま続けると徐々に保険料が安くなっていくよう設定されている場合が多いのです。

他にも2台目以降の保険料が下がったりします。

自分にあった料金で適切な補償内容を見つける為にも、色々な保険を比較してみてくださいね。

 

 

 

③貨物保険

 

お客様から預かった荷物に対してかける、運送業特有の保険です。

預かった多数の荷物に何かがあれば、相当な損害額になってしまいます。

輸送途中の万が一のリスク回避のため、独立開業で運送業をする場合は加入しておくのが賢明でしょう。

 

また、貨物保険についてはドライバーが個人で加入する必要がある場合もあれば、所属する団体で加入する場合もあります。

独立開業ドライバーを始めるときは、契約を交わす前に貨物保険についてしっかりとした確認が必要でしょう。

 

 

保険は『万が一』がないと使わないものなので、無駄金だと感じることもあるでしょう。

しかしその『万が一』が来たとき、保険への加入・非加入は非常に大きな差になります。

 

保険は難しいことでもありますし、関西輸送サービスで独立開業を始めるドライバーさんは、保険について不安があればお気軽に相談くださいね。

安心して業務にあたっていただけるよう、サポートさせていただきます♪