その他2019/09/20
台風・ゲリラ豪雨のための対策
やっと暑さも落ち着きだし、朝夕は少し肌寒いくらいの気候になってきましたね。
さて、そんな夏の終わりと同時にやってくるのが、台風シーズンです。
つい先日は千葉で、昨年はこちら大阪でも大きな被害がでてしまいました。
今回は台風やゲリラ豪雨で、ドライバーさんが車や自身の命のを守るための対策をご紹介させていただきます。
車を運転中の、台風・ゲリラ豪雨対策
①高架下や、立体交差点で掘り下げ式になっている潜り抜け式通路は絶対通らない
どれだけ低い水位であっても、冠水した道路へ入るのは避けましょう。
見た感じでは「いけそうだな」と思えても、やめておきましょう。
一度冠水が始まると、そこからの増水は想像以上に早いものです。
通り抜けているほんの数分で、身動きが取れないほどまで増水してしまう可能性があります。
低くなっている道、水が溜まった道は絶対に避けて走行しましょう。

②安全な場所に停車し、天候が落ち着くのを待つ。
運転は諦めての屋内退避。これが一番の対策です。
そして避難するべきかどうか悩むよりも、まず行動に移しましょう。
近くにある丈夫な建物内へ、落ち着きつつもすみやかに移動してください。
③トンネルや橋を走行するとき、突風に注意!
ご存じの方も多いでしょうが、トンネルや橋は特別に風が強い場所です。
台風時の突風での車の横転事故の可能性は非常に高い為、出来るだけ走行は避けるべきです。
やむおえずの走行する場合はしっかりと速度を落とし、慎重に運転してください。
④ 海岸沿いや崖のそばは走らない。
海岸沿い・崖のそばは落石や土砂崩れなどの可能性の大きい、もっとも危険な場所です。
遠回りになったとしても別の安全なルートを探すことをオススメします。

車での走行中、水没してしまった場合はどうすればいい?
万が一、車が水没・冠水してしまった場合に備え、下記のことを覚えておきましょう。
①すぐに車を停車し、エンジンを停止させる。
②社内と外の水位差が小さくなったタイミングを見極め、一気にドアを開ける。
足元に注意しながらゆっくり車外へ脱出し、来た方向に歩いて戻る。
水圧でドアが開閉できないときの為に、緊急脱出用ハンマーを車内に常備しておきましょう。
③車は水が引くまで放置する。
水が引いたあとも、個人の判断では再始動させないでください。
一度水没した車にエンジンをかけると、故障や火災が発生する可能性があります。
個人で対応はNG。
ロードサービスや自動車販売店など、専門の業者へ救援依頼をしてください。
入っている保険会社への連絡もお忘れなく。

――いかがでしたか?
昨今はどんどん災害の規模が大きくなりつつあるように感じます。
車を運転する機会のある方は、もしもの時の対策をしっかり頭に入れて置き、いざという時に実行し、自身や同乗者の命を守れるようにしておきましょう。
しかしまず何よりも、災害が発生するおそれのある時は
外出しない! 車を運転しない!
これが大前提です!
安全な場所での待機が、一番の対策です!
やむおえずの運転の場合、運送業の運転手さんは台風の中でもどうしても時間通り・ルート通りの配送をと慌ててしまいがちです。
十分に注意し、危険を感じた場合は荷物や車よりも自身の命を優先させてくださいね。
また、近ごろの天気予報はとても精度が高くなっています。
インターネットやテレビでこういうものを必ずチェックし、危険な時間帯や場所を調べておくこと。
そしてそれぞれが出来る限り安全への対策を行うことが大切です。
